草鞋の不思議

今学んでいる魂合気で、大野先生が草鞋を持っていらしたので、どんなものなのか一度試してみたいと思い、お借りして、履かせていただきました。

面白いですね、形が。

つま先が浮いて草鞋の先から少し飛び出るようになっているし、かかとはすごくしっかりしています。

西洋の靴のように、足全体を覆うようなものではないし、サンダルのようなものとも違います。

強いていうなら、歩くことをサポートするようにできている感じがしました。

機能的なんですね。

蹴って歩くと、藁がどんどん磨り減っていくので、丁寧に歩かなければなりません。

昔の日本人と現代の日本人は歩き方が違う、と大野先生がよくおっしゃっていますが、なるほど、草鞋を履くとマノスへシの歩き方(魂合気で習っている、潜象のエネルギーがどんどん入ってくる歩き方)がいつもより楽にできます。

そして、なんとも気持ち良いのです。


私は左足が交通事故に遭ったせいで、右足より感覚が良くありません。

左足首のあたりの感じ方が鈍いのです。感じないと言ってもいいのかしら?(だからバレエのトウシューズが怖くて断念したのですが)


アレクサンダー・テクニークのビル・コナブル先生のレッスンで、左足首のエネルギーが事故のショックで足から外れている、と言われ、ズン、という衝撃と共に足に戻してもらったこともありましたが、それでも微妙に鈍く、マノスヘシで歩く時に踵の感覚がなかなか得られませんでした。

しかし草鞋を履いて歩いていたら、左足の踵の感覚が蘇ってきたのです。

(どこに踵があるのかわかるような感覚)


しばらくこのジャパニーズ・テクノロジーで訓練してみようと思います。

studio Kattini

音と動き、あるいは音、こころ、からだ、ひとをつなぐスタジオ

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