どうして飛び越えられたのか
突然小学生の頃のじぶんを思い出しました。
駆け足は早かったのだけど、体操関係はまるでだめな子だったわたし。
おとなになって突然バレエを始めたわたしのことを、
母は友人に「子どもの頃からやりたかったんじゃないの?」
なんて話していましたが、憶測もいいところ。
あの美しい姿に憧れはあったけど、じぶんでやりたいなんて、考えたこともない。
ではなんで始めたのか?
考えてみれば不思議です。
からだを動かすことが大嫌いだったのに。
ちょうどその頃、まわりで大人でバレエを始めた、という話があちこちから入ってきて、
からだが動きにくく感じたこともあって、カルチャーセンターの体験レッスンを受けたことがきっかけでした。
場所と通える時間帯で、どうせなら生ピアノだよな〜、なんて軽い氣持ちで参加したのは、
岡本佳津子先生という、日本バレエ史に残るようなお方のレッスンでした。
岡本先生の存在感に圧倒され、(生きている)生ピアノでからだを動かすことのよろこび、
出来上がりの形より、今じぶんが音楽と一緒になっているのがたまらなく嬉しかったのです。
そんなことを思い出した、お正月でありました。
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