忘備録

バレエで目から鱗の発見がありました。

と言っても、もちろんわたしにとってのことですが。


バレエでは足のつま先を伸ばして使う動きが多いです。

つま先を伸ばしてから膝を曲げたり、つま先立ちしたり、大きな動きにつながります。


でもしかし、この「つま先を伸ばす」という動きは、それ以外に表現し難く、

先生のようには美しく動きません。


一般的には、

「鎌足」とか「バナナ足」にならないで、

踵を縮めないで、

とか、表現されることが多いようです。


でも、わたしのような感覚の鈍い人間には、

知識として知っていても、

自分の足がどうなっているのか、実はとてもわかりにくい部分です。


骨格の図を見たり、筋肉のつき方を見てみたり。

アレクサンダー・テクニークを使ってみても、

でも何か、とても部分的な動きに感じていて、違和感がありました。


何が見つかったのかというと、当たり前の話ですが、

この動き、つま先だけの動きではなかったのです。


つま先を伸ばすことによって、全身のアライメントがぐっと変わる、

そんなことが起こるのがわかりました。


なんで今更そんなことに氣付くのか、と言うと。

これがアレクサンダー・テクニークの面白いところ。


おそらく意識的にも、身体的感覚的にも、わたしの準備が整ったからだと思います。

先生の動きも違って見えましたし、説明も別の角度から入ってきました。


ものごとを洗練させてゆくのに、ほんとうに面白いツールです。


studio Kattini

音と動き、あるいは音、こころ、からだ、ひとをつなぐスタジオ

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