人前で

「人前で地を見せてはいけないと思っていた。」


これ、友人の女優さんが言っていた言葉です。

アレクサンダー・テクニークを学び、やめたはずの久しぶりの舞台に立つことになった時、

「演じる」ということの意味が変化していたようです。


本人でないので憶測に過ぎませんが、

「あんなに大勢の人の前で、自分の地など出してはいけないと思っていた。」

という彼女の感想から、「演技に没頭する」「演じきる」というのは、

「自分以外のものになる」という意味だったのかもしれません。


ある意味、演技や演奏は、じぶんを空にすることが必要だと思います。

でもそれはじぶんを無視することではないと思います。


このあたりを探求できるのが、アレクサンダー・テクニークの面白いところだと思います。


魅力的なサラ・バーカー先生と

studio Kattini

音と動き、あるいは音、こころ、からだ、ひとをつなぐスタジオ

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