可能性
アレクサンダー・テクニークの、友人の生徒さんの代講をしました。
病気があり、歩行が困難になってしまわれた方だそうですが、病院のリハビリテーションよりもアレクサンダー・テクニークの方が調子が良いらしく、レッスンを続けられているそうです。
友人からの話を聞いてすごいなあ、って思うのは、杖をついていたその方が、杖なしで歩けるようになりつつある、っていうことでしたけど、関係者の方の話だと、話をしなかった生徒さんが、どんどん自分の話をするようになり、前向きに明るくなっていったとのことです。
これって、すごいことだと思うのです。
「動く」っていうのは、「動きたい」って意思があるからこそ、「動く」のでしょうね。
難病で、おそらく絶望の日々を送っていたであろう方が、レッスンを受けることによって、自分の可能性が見えてきて、少しずつ現実を変化させていること。
頑張ることではないのです。
寄り添う友人も素晴らしいし、生徒さんも素晴らしい。
医療行為ではないけれど、確実に何かが変わる。
もしかすると、もっとも根源的な変化が起こる可能性があるのかもしれません。
何が起こるかはわからないのですが。
でもやっぱりアレクサンダー・テクニークはすごいな、って思うのです。
0コメント