和歌をつくる

和歌をつくるなんて、とても特別なことだと思っていました。

だいたい、何のためにつくるのか。


ただ、五七のことばの流れは好きです。

聞いていてとても氣持ちが良いし、嫌いじゃありません。

ただ生活の中では、あまりにもかけ離れていて‥。


マドモアゼル愛先生の披講講座を再受講しました。

そのなかで、和歌をつくるとはどういうことなのか、じぶんなりに感じたことがあります。


ことばを選び、和歌を作ることは、じぶんの思いを強くすることだ、

と愛先生はおっしゃっていたと思います。


じぶんの「願い」を和歌にして、ことばを選んでいくという行為のなかで、

時間をかけて「願い」にエネルギーを集めてゆく。

そしてそれを声に出して歌い上げることで、さらにエネルギーを集めてゆく。


だから、じぶんの願いは真剣なものを選ぶことになります。

人生のなかで、生活のなかで、いったいわたしは何を望んでいるのか。


ああ、和歌をつくるとは、じぶんの願いに氣づくことなのだ、

と思いました。

下手でいいんだ、つくる過程そのものが、大切なのだなあ、と思いました。


昨日はヴァイオリンの発表会の伴奏でした。

どういう日にしたいかな、って考えて、下手だけど作ってみました。


雨降れど年に一度の晴れの日にこころを込めて奏でる調べ


studio Kattini

音と動き、あるいは音、こころ、からだ、ひとをつなぐスタジオ

0コメント

  • 1000 / 1000