胸のふくろの話
先日、脳外科医の藤本司先生のお話を伺う機会がありました。
司先生はからだのことはもちろん、そこから動物や自然、哲学や芸術、ありとあらゆる分野から、
わたしたち人間のこと、生きるということ、などを大きくお話してくださいます。
お話が意識、無意識のことになった時、素敵なたとえ話を教えてくださいました。
司先生の言葉ではありませんが、わたしが嬉しくなったお話をここに記します。
それは、胸にあるふくろのたとえ話です。
胸にふくろがあってね、その中に入っているものが意識の表面に上がってくる、というもの。
ふくろの中を不安や心配ばかりを入れていっぱいにしてしまうと、出てくるものは不安や心配ばかりになってしまう。
だから、ふくろの中にそうではないものをたくさん入れて、不安や心配を減らしていこう。
そんな感じのお話を、患者さんにお話されていた、ということだったと思います。
実際はもっと大きなところからお話がどんどん進んでいったし、司先生のすごさはわたしの言葉では表現できませんが、なんて誰にでもわかりやすいことばでお話してくださるんだろう、って思いました。相手を見て、生きてこられた方のことばだと、実感しました。
どんな人だって、痛みや病気、死に直面した時には、難しいことばなど必要ありませんものね。
こころに響くことばでなければ、受け取れないと思うのです。
こんなお話をたくさん聞けて、とてもラッキーです。
そして、12月11日(月)の夜には、この司先生のお話をもっとたくさんの方たちと聞く機会を作ろうとして、今準備しています。
準備ができたらアップしますね。
どうぞ、12月11日の夜を空けておいてくださいね。
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