ウィーン少年合唱団

やすえさんの先生は、ウィーン少年合唱団を指導されてきた方だそうですが、歌う時の姿勢についても、彼らのように自由に立つことが大切だと、教えてくれます。


先日、テレビで小学生の合唱コンクールを見て、かなりびっくりしました。

というのは、きっとアレクサンダー・テクニークの先生なら、ツッコミどころ満載。

ものすごい緊張をして歌っている姿が映し出されていました。

本番だし、コンクールだし、緊張するのは当然ですが、努力の方向を変えたほうが良さそうです。


やすえさんの先生がよく言っている、というのが、

「兵隊さんじゃダメよ。」

だそうです。


腕を両脇にピシッとつけて、足をまっすぐにして、お人形のように動かさないでいる。

これでは呼吸もしづらいし、横隔膜の動きも制限されてしまいますね。

俗に言う、「気をつけ!」の姿勢です。

これは、服従を意味していますね。

音楽で服従なんて、まったくのナンセンス。

自由に表現してくれるから、聴いている方も解放される。


それから、大きな口を開けて、金魚のようにパクパクして歌う。

ウィーン少年合唱団の子達は、決してそんな歌い方はしていないですよね。

と言うか、プロだってそんな口の開け方はしていないと思うのですが。

過剰に開けた口は、当然緊張を生み出します。

何か誤解された価値観が存在しているように思いますが。


アレクサンダー・テクニークを学び、実際に自分で検証してみると、実は意味のないことにたくさんの努力をしていることが見つかります。

世間で「正しい」と思われることも、集団催眠のようにみんなが信じているだけで、実際は自分の首を絞めているだけだったりします。


たいていは、「なんでこんなことやっていたんだろう?」


「じぶんで選ぶ」とは、こんなことの連続です。

面白いでしょ?



からだがよろこぶ声楽レッスン、次回は10月21日です。

自由に歌えるからだを体験できます!



studio Kattini

音と動き、あるいは音、こころ、からだ、ひとをつなぐスタジオ

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