ことばとイメージ

からだがよろこぶ声楽レッスン、4月の回が終了しました。


ここのところじぶんのうたを観察して、つねづね思っていることですが、

わたしは「ことば」に対して、意識が薄いような氣がしています。


やはりピアノという楽器を通して、長い間音楽に接していたからか、

もしくは小さい頃からピアノに接してきたので、まず音そのものから情報を得ようとしています。


うたを聴くとき、あるいはうたうとき、まず最初に意識が行くのは音程、リズム、ハーモニーを含めたメロディーラインです。それにことばを当てはめている、というのがうたに対するわたしの譜読みのパターンです。


でも、やすえさんを見ていると、「ことば」からまず情報を得ているように思います。

「ことば」をじゅうぶんに味わいながら、そこからつぎつぎに来るイメージを楽しんでいるように見えます。


わたしが別ルートで学んでいること、「和歌披講」がそれとおなじです。

形式にもそれが現れています。

はじめに「読み上げ」があり、「ことば」をじゅうぶんに味わいます。

そしてシンプルなメロディーにのせて、ことばの流れをうたとして味わう。


「イメージをことばにして、うたう、」

きのう説明してくださった、やすえさんのことば。

Ombra mai fu、ヘンデルのラルゴの一節をうたってくださって、

みんなで「木が見えた〜」と、いのちのあることばを堪能しました。


ことばにしちゃうとシンプルですが、そのなかにはたくさんが詰まっています。


studio Kattini

音と動き、あるいは音、こころ、からだ、ひとをつなぐスタジオ

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